リュルスミス

息子の部屋のリュルスミスのレビュー・感想・評価

息子の部屋(2001年製作の映画)
4.4
今期146作目

今この作品に出逢えてよかった。

今の自分には全てがシンクロして、もしくは勝手に頭で他者にシンクロさせてしまったからこそ中々耐えられない設定だった、

あの時こうしておけばよかった、どんだけ頭で後悔しても行き場のない虚しさ。そもそも虚しさと表現するには言語の限界があるくらいの感情。
理屈でも精神分析でも気持ちのやり場の正解を教えてはくれないが、ただこの作品だけがただ静かに寄り添ってくれる。
本当にただ静かに。


2001年のパルムドールということは世の中の情勢にもマッチしているのかな

とりあえず、ほんとうに生きててよかった。また遊ぼう!話そう!笑おう!