カンヌでパルムドールをとった作品なのでみてみた。
ナンニ・モレッティ作品は、初でした。
正直、2000年代の映画にしては映像はかなりこだわってない感じで、そのままカメラ回してました、みたいな感じだった。(スーパー8を使ったとか?!)
編集でもほとんど脚色されてなくて、映像美の要素が全くないのが味ではあったけど、物足りなかったかも…
転機となる出来事は衝撃的だけれど、仲の良いどこにも居そうな家族を描いていたので共感を呼びやすかったのかな、と思った。
インタビュー映像で、監督が精神分析医が息子の死を境に変化する姿を軸に脚本を練ったと言っていた。
息子の死も家族で一括りするのではなく妻、夫、兄弟一人ひとりによって捉え方が違うことも表現したいと言っていた。
また、よく家族への災難で家族の絆が深まるみたいなきれいごとがあるけど、この作品では家族の災難がお互いに溝を作ることを表現したかったとも言っていた。(この解釈は個人的に好きだった)
他の作品もみてみる。