インパクトでは「トーク・トゥ・ハー」に軍配が上がると思うけど、テーマの強さとそれを支える語りの巧さではこれがトップだと思う。
それぞれがまっすぐに人生を生きる女性たちの姿を、落ち着いた独特の語り口で見せるのでいつもながらどんどん引き込まれる。
本当にまっすぐに強く生きてるからこそ時々ぶつかって、でも対話でそれを乗り越えられるのもまた1つの強さ。
母娘、姉妹、友情など女性の連帯を色々な形で描いているのだけど、男性が持ってる加害性を端的に徹底して見せるし見せないので説得力もしっかり。
これは大傑作。