勝沼悠

ボルベール <帰郷>の勝沼悠のレビュー・感想・評価

ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)
5.0
 幸薄げな姉妹。伯母の死をきっかけに死んだはずの母親が生きていることが分かり。。。

 夫が失業したばかりの妹とその娘。男に逃げられ一人で住んでる姉。姉妹の伯母を世話してくれる失踪した母親を探している女性、姉妹の母親の5人の女性が主人公。
 5人の女性は運命が絡み合いながら同じように苦しむ。分かり合えないが最後には分かり合い苦しみをわかちあっていく。そんな感じの映画。
 ペネロペの「母と話さなければ」というセリフが何とも印象的。

 ラストちょっと味気なく感じるかもしれない。でも女性たちが色んな過ちや悲しみを乗り越えて和解し理解した。それが帰郷なのだと思う。
 特に女性に見てほしい。
勝沼悠

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