カント

王様のためのホログラムのカントのレビュー・感想・評価

王様のためのホログラム(2016年製作の映画)
3.5
砂漠の国で孤軍奮闘。文化の差異に触れて得たものは、生きる気力か。

サウジアラビア国王の開発予定地域にIT技術を売り込みにきたアラン・クレイ。広大な土地は手付かずで、肝心の国王は不在、担当者カリームもアポ取れず。
現地のタクシー運ちゃんのユセフだけは気さくで話せる奴だけど、仕事の環境も劣悪で全く進捗しない。

デンマーク女性のハンナから「オリーブオイル」を貰った。その中身は酒。イスラム教の戒律が特に厳しいサウジでは完全飲酒厳禁。酒が見つかったら即、逮捕。
アラン・クレイの背中に違和感が。コブの様な腫瘍が出来ていた。
診察するのは魅惑の女医ドクター・ハキム。イスラム教の戒律では男女の交わりも御法度。それなのにドクター・ハキムの溢れんばかりのフェロモンは何だろう?

アラン・クレイが国王に売り込みたい通信用ホログラム。アランは仕事を完遂できるのか。

▼なんだかんだでトム・ハンクスの作品鑑賞28作目。サウジアラビアの文化を踏まえていないと面白くないかも。
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