松浦義英

王様のためのホログラムの松浦義英のレビュー・感想・評価

王様のためのホログラム(2016年製作の映画)
3.0
吹替版を鑑賞。
やっぱりトムハンクスは江原正士さんだよね。
そしてトムハンクスは演技がうますぎて実際にそんな人がいるんだと簡単に思える。

お父さんが仕事を通して娘とまた仲良くなれるし、恋愛も出来るし、仕事頑張ろ映画なのかな。

椅子が壊れたり、『アラビアのロレンス』知らなかったり、父親が子供に全く住む世界が違う話を延々としたり(うちの場合は政治思想の話だ)、全然王様が捕まらなかったり。
ちょくちょく面白いことを挟んでくるってのがトムハンクス映画のいいところだよね。

王国ではお酒飲めないからホテルに帰ってお酒を煽るのわかるわー。
試験とかでそういう状況になると必ずやっちゃう。

パーティで自分にまだ魅力があるとわかってからハッスルするシーンは最高に面白い(笑)
「国王は?!ニューヨークだって!?どうも!マハ!」(笑)

「ムスリムのみ」を通過したら『アラビアのロレンス』に繋がるっていうのが奇想天外だけど受け入れれるのはコメディータッチだからか(笑)

江原さんの独白的なメールの読み方好きだなあ。
『ユーガットメール』思い出すね。
『手術の後、驚くほど活力が戻りました。
その活力で周りの人々にも影響を与えています。
ただ、問題はもう悩みを何のせいにも出来ないということ。
脂肪腫をワルモノにしていたのにもうないからです』
『たまに、わざと手袋などの忘れ物をする人がいます。その人にまた会えるように忘れ物を返す口実を作るのです』

『男って女を値踏みするでしょう?』
先生怖い(笑)

邦題は「父のホログラム」とかにすべき。
ホログラムを頑張る前と頑張った後で個人は変わってるよって事で。
松浦義英

松浦義英