最愛の夫ジェリーを若くして病気で亡くしたホリー。
30歳の誕生日の日から、生前ジェリーがホリーのために綴った手紙が届き始める。
手紙に書かれた内容を実行するうちにゆっくりと前を向き始めるストーリー。
『オペラ座の怪人』を映画館で観て以来のジェラルド・バトラーファンです。
この作品は設定からして悲しい… と、DVD持っているのに観るのを先送りしていた。
いざ観たら、「見たかったジェリーがここにいた‼︎」
（役名と同じ「ジェリー」、ジェラルド・バトラーのニックネームでもある）
という感じだった。
セクシーでユーモラス、根は真面目、一生懸命で強がり。そしてとっても優しい。
パブで歌うミュージシャンでもある。
原作小説ある話なのに、「ジェラルド・バトラー本人か？」と思うような設定と演技。
ガンガン歌うジェリー見たの、オペラ座の怪人以来だよ… もっとはやく観とけば良かった。
ヒラリー・スワンクがラブストーリー？ と思っていたけれど、こちらも思ったより良かった。
感傷的な設定がヒラリー・スワンクのキリッとした感じとコメディ演技でいい具合に中和されている。
ホリーのファッションも可愛い。
それでなくても泣ける設定、感情移入しすぎず見るぞ… と思っていたのにやっぱりムリだった。
ホリー、ジェリー、ホリーの母、ジェリーの父母、どの視点で観ても泣ける…
ジェリーの死の場面を見せないぶん、生前の楽しい思い出や出会ったときのエピソードに号泣…
そして湿っぽいストーリーかと思いきや、友人や母とのやりとり、生前のジェリーとのエピソードの一つ一つがユーモラスで楽しい。
重さ控えめなロマコメで予想以上に観やすかった。
（と言いつつ楽しい場面で泣く）
原作はアイルランドが舞台なのかな？
映画では基本の舞台はNYながら、ジェリーの故郷アイルランドをホリーが訪ねる場面があり。アイルランドの風景がとっても美しい。
大好きなジャズミュージシャンのハリー・コニックJr.が存在感のある脇役でキャスティングされているのも嬉しかったな。
音楽担当がこれまた好きなスコアの多いジョン・パウエル、そちらも良かった。
（結論）私のためにあるような映画でした。
