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ミッドナイトクロスのxavierのレビュー・感想・評価

ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)
1.0
その音が殺人のプレリュードだった…
B級恐怖映画の音響効果マンのジャックは、風の音を録音中に自動車事故を目撃し、川に落ちた車からサリーという若い女性を救出する。彼は同乗していた死亡した男性が、次期大統領候補のマクライアン知事だったことを知る
更に録音テープに収められた音から、これは狙撃によって起きた事故だと気付くが…
ストーリーはこんな感じ。

何故、この作品は高評価なのか解らない。確かに前半に伏線が張られ、後半に回収される事や花火のシーンで見られる影像美は確かに美しい。でも伏線に関して言えば、サスペンス好きなら容易に予想出来、回収されたシーンについても驚きも感嘆もしない。

それよりもストーリーが糞なんだわ。
まずジャックが最悪。
大統領候補になるような人物と若い女性が同乗していた事を知られたくない知事の周りの人物は、ジャックに事故の事は忘れてくれと頼み、ジャックも了承する。
なのに正義感なのか、本当の事を知りたいのか、事故について調べ始める。
その結果、事故は銃撃されタイヤがパンクしたために起きた事を突き止める
そして、その音と写真から起こした映像を持ち警察に行くんだけど、音は何者かによって消されていた。
この時点で、何者かが家に入ってテープの音を消したのは明白。
どんな事があっても大丈夫な様に、事故の時の音はコピーし、元テープは屋根裏に隠すぐらい危機管理もバッチリなジャックなのに、何が仕掛けられたんじゃないかとかおかしいところは無いかとか考えないのが解らない。
そして自分に事故の事で接近してきた
リポーターのフランク・ドナヒューの時もそう。自分から確認をすれば良かった事も、そうしなかったし、挙げ句にはあんな事までさせてしまうんだから。もうこの時点で"相当なバカだなジャックは!"って思っていたけど、更にあんな事まで…
まぁ、ここまでいったら、あの結果は当然かな。
そしてラストのセリフ…
結構、ここが評価が高いよね。
ジャックの切なさが出てるとかで…
自分は何であんな言葉が出るんだろうって呆れてしまったけどね。
まぁ、とにかく共感出来んわ、ジャックには。

って感じで話を見進めて幾度に、バカさ加減に腹が立ってしまった。
という訳で、個人的には全く嵌らない作品になりました。
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