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ミッドナイトクロスのbopapaのレビュー・感想・評価

ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)
3.7
めちゃくちゃ悲しいっ!

物凄く好きな映画のひとつです。主演のトラボルタが痩せててカッコ良くって、イカしてますですね。あと、改めて観てて思ったのですが走ってる彼の顔がちょっとヴァンダレイ・シウバに似ているなあ、と思ったんですが、ボクだけでしょうかね?

ストーリーは結構ムリヤリな所もあるんですけどそれを補って余りあるテンポの良さがありますね。悪役のジョン・リスゴーの悪役っぷりが気持ち悪い程なんですけれど、主人公がB級映画の録音技師って設定がシブいじゃないですか。

最後に「どうだ!正義は勝つ!不正は許さないぞ!」みたいな陳腐な展開にならない所も含めて見ごたえがある映画だと思います。

クエンティン・タランティーノ監督がこの映画の大ファンでして、「パルプ・フィクション」の製作にあたって、この映画でのトラボルタの演技が好きだったおかげで彼を指名した、との事らしいですね。あれがキッカケでドン底にいたトラボルタが復活してスターの仲間入りを果たしたんですから、人生って何がきっかけで転がるものか分かんねえもんですね。

監督はブライアン・デ・パルマ。凝ったカメラワークで有名な彼ですが、今回も360度グルグル回ったりして、弱い人はすぐ酔えます。スーパーマリオ64とかをやり込んで3Dのグルグルに目を慣らしてから見ればいいんじゃないかと思います。そんな映画です。
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