映画と同名のアルバムを愛聴していただけでクラッシュのファンを名乗ってるが、ジョーストラマーの逝去もこの映画の存在と同時に知った。
ザ・クラッシュは、セックスピストルズの純度の高い(ように見えた)剥き出しの反逆児魂に比べスマートで、音楽性がとても高いパンクバンドだと見ていた。
バンドの始まりも、ストラマーの出自も思っていたのとは全然違ったが、時の流れとともに彼が行動や音楽の嗜好を大きく変化させていることに驚いた。そして最後にたどり着いたのが、キャンプファイアーを囲んで歌うというスタイルであるということに、本当にびっくりした。音楽の求道者だと思った。
おそらく、カッコ付けたくて、ピストルズみたいになりたくてバニーに頼って組み上がったユニットがクラッシュの始まりだ。イキっているだけだったジョーストラマーが成長の後に語ったこの一言が心に沁みて忘れられない。
パンクは皆の模範となるものだ!