漫画の「あずみ」を読み返していたら実写映画の方も観たくなって再鑑賞してみた。漫画はかなりオモロイ。実写はどうやったかな。
監督は北村龍平。まさしく、あの頃の飛ぶ鳥を落とす勢いだった北村龍平なのかな。刀を用いたアクションは今見ても得意なジャンルだと感じる。でも「VERSUS」の方が好きやけど。
こうやって観てみると割りとキャストは再現されていると思う。ヒロインのあずみには上戸彩。まぁ、当然ながら若いね。美女丸以外のキャストは、もうほとんど覚えてはいなかったが思いのほか豪華で驚いた。
『なち』は小栗旬やったのも覚えてはいたが『ひえい』が瑛太とはちょい意外。爺が原田芳雄なのも良い。だが、漫画を読んだ後では井上勘兵衛役の北村一輝が一番ハマっていたとも思えた。
ちなみに、成宮寛貴、小橋賢児、金子貴俊、岡本綾なんかのメンバーは姿を見るのも久し振り過ぎてか別の意味で驚かされる。
加藤清正役には竹中直人やったか。漫画を読んだイメージとは余り合わないような気もしたが竹中直人は好きな俳優なので小さいコトは気にしないでおこう。
エンケンや坂口巧もいるね。榊英雄はリーゼント風な忍者の風貌なのが若干ウケる。飛猿には松本実。ともかく、坂口巧と榊英雄、そして松本実は「VERSUS」の個性の方が印象深いかも。
割りと面白かったけど後半に行けば行くほど下降線だったような気がする。オダギリジョーの美女丸は真に迫る演技やったけど…
どうにもこうにも、大味過ぎてか雑な印象を受けてしまう。設定も、ちょい違うし。まぁ、アクションに重点を置いているので、そんなコトを気にするような作品では無いとは思うけど。
漫画を100点にするならば実写映画は50点ぐらいの出来映えだと感じてしまう。続編も遥か前に観たけど、まぁ、今は観なくてもええかな…って思える今日この頃。
