MaruyamaRyo

Dolls ドールズのMaruyamaRyoのレビュー・感想・評価

Dolls ドールズ(2002年製作の映画)
3.0
三部構成で話が並行して進んでいく。
1.自殺未遂の後遺症でが頭がおかしくなった彼女と逃避行する男
2.何十年も同じ場所で彼氏を待ち続ける女と、その彼氏(引退間近のヤクザ)
3.事故で引退したアイドルとその熱狂的なファン

設定が岩井俊二や、谷崎潤一郎っぽい気がした。歪んでいる愛こそ、一途に見える不思議。武がやりたかったのは、ジャケットにもある1なのだろうが、話はあまり中身がない。途中まで画の強さで持っていくが、さすがに後半退屈。2,3は結構面白かったが、映画の中盤で完結してしまうのが残念。特に3はもっと見たかった。終わり方もいつもので、他になかったのかと思う。

ホームレスをしている設定なのに、菅野美穂綺麗すぎ問題もある。見ていて引っかかる。

ただ映像の美しさは、たけし映画の中でも断トツ。
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