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ネバーエンディング・ストーリーのadeamのレビュー・感想・評価

1.5
ファンタジーというジャンルを代表する映画として抜群の知名度を誇る作品。
今でもTVCMなどで耳にする主題歌のおかげで今作も不朽の名作かのように勘違いしがちですが、思い出補正がかからない限り、子どもにとってさえ退屈なファンタジー映画と言わざるを得ません。
主人公が物語の中とリンクしていくというアイディアはおもしろかったのですが、子どもの集中力を考慮してか、短い尺に収めようとしたことでエピソードのつまみ食い感が強く、ストーリー自体に全く乗れませんでした。
むしろちょくちょく現実世界に戻されることで、空想の世界観に没入できませんでした。
ピンチを乗り越え世界を救うのも、いじめっ子に仕返しするのも、全てはファルコン任せであることも違和感でした。
勇気や信じる力、想像力を肯定しているようで、結局はラッキードラゴンの運任せになっている展開には困惑しました。
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