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メガゾーン23 PART II 秘密く・だ・さ・いのmitakosamaのレビュー・感想・評価

3.3
前作メガゾーン23から1年。正当な続編として作られたのに、まさかの事態。
なんとキャラクターデザインが平野俊弘から梅津泰臣に変更!もう、完全に別の作品だというくらいに絵柄を変えてきた。嘘ぅん?自由すぎるだろ!
前作から出演している主人公はじめ、キャラクターが全員違う顔なんだよ…あり合えないじゃん…
ただ、リアリズムを追求した梅津キャラのほうがより80年代の息吹を感じさせて味があるんだよなぁ。個人的にも梅津泰臣はとても好きなので微妙だ…。

作画のレベルは更に上がってる。もはや変態的といっても良いくらい描き込んでる。
一方で物語は薄くなったなぁ。Pert1でも濃い話ではなかったが、そういうレベルじゃない。描き込み過剰の映像が続くだけで物語があまり進まない。

そして、これも80年代を代表する“暴走族”ですよ。やだなぁ。矢作章吾が前回以降、暴走族とつるんでレジスタンスの様に行動してる。ヤンキー文化真っ盛りとはいえダサいなぁ。メンバーの中にはダンプ松本を模したキャラもいて、更に時代を感じさせる。この辺はちょっとサブい。

梅津キャラと超絶作画は価値があるが、やはり作品のクオリティコントロールの欠如はいかんともしがたい。
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