shinichiro

召使のshinichiroのレビュー・感想・評価

召使(1963年製作の映画)
4.2
◎ 欠けて満ちての繰り返し。
画面が決まりすぎてて雪の中背筋が凍る。 
白基調のモノクロ画面、鏡や扉や階段上下、長回しショット、ジョン・ダンクワースの音楽もバッチリ。
ダーク・ボガードの表情や髪型などデカダンスな雰囲気に飲み込まれた。
何度も写るロンドンの豪邸が階級制度の象徴として刷り込まれる。
花瓶にいけられた萎れた花が痛々しい。
平原に3都市を建てるために明日ブラジルに発つのに10時35分まで飲んだくれている。パーティに招待した女性達に笑われても仕方ない。後半は徐々に黒色が際立ってくる。
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