セイラ

南極料理人のセイラのレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
3.7
ゆるゆるおじさんたちのあほカワイイ食卓。
過酷で切り詰めた料理人の苦労や技術が垣間見られると思いきや、食事が楽しいゆるーいおじさんたちのご飯を観るだけの映画。
深夜に友達と食べるカップラーメンを美味しいと思えるひとなら、きっと好きな映画だと思う。
高額な食事=おいしい、ではなくて、好きな友達との罪深いカロリー摂取の時間を愛しいと思う感性があるひとなら絶対楽しい。

会話がしょうもないのなんの。日常が愛しいのなんの。
普通に友達の会話を観ているようで、心地よくて穏やかで幸せになりました。

基本的に飯テロ。ご飯がおいしそうなのは勿論、皆さんおいしそうに召し上がるのでずっとお腹がすく。ご飯食べながら観たのに、なぜかお腹がすいている気持ちになる不思議。
結局わたしにとっては、良い食材を使った高い料亭のお食事をお上品に食べているよりも、白飯を頬張るような食事のほうが魅力的だと再確認。

‐‐‐ブリの照り焼き‐‐‐
一度は伊勢海老フライも食べてみたい!けど、そもそも食材は手に入らないし、皆さんおっしゃる通り伊勢海老はエビフライ以外の調理方法が向いていると思うので断念。
照り焼きに限らず、日本料理って一定の調味料の使い方を覚えると大抵何でも作れるんですよね。
お醤油、お酒、みりん、お砂糖、だけなのにどうしてこんなにも美味しいんだろう!
今回の照り焼きのたれの割合は2:2:2:1でお砂糖だけ割合少なめ。
この割合は定番ですが、ほかの日本料理を作るときも使えるので一回覚えると楽なのではと思います。
‐‐‐
セイラ

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