うり

アバウト・シュミットのうりのネタバレレビュー・内容・結末

アバウト・シュミット(2002年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

自分も定年になる歳になった時も、シュミットのように虚しさや、寂しさや、怒りを感じたりするんだろう。
後悔とか、そういうのはたまらなく大きい気がする。
でもその負の感情も、タンザニアにいる孤児の絵が癒し、救い、シュミットの涙と笑顔を生んだ。
このラストシーンで、今までのシュミットを見て感じた悲しい感情も全て救われる。
こんな出会いを、この年でもしたい。
自分を癒して、救ってくれるような、シュミットとンドゥグのような出会いがあれば、残り少ないと思う人生も、沈んだ感情のまま過ごすことは少なくなるだろう。
こうなりたいとは思わないが、こうであって欲しいとも思える、誰もが迎えるだろう、寂しいけど、悲しくない老後の話。
うり

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