BSプレミアムシネマにて初鑑賞。
西部開拓時代に実在した伝説のアウトロー、ジェシー・ジェームズと兄のフランク。彼らの半生を描いた西部劇。
大陸横断鉄道建設の煽りで土地を奪われて、更には母親まで殺される事態となったジェームズ兄弟。その復讐として次々と列車を襲撃。横暴な政府への反抗としての意義を持っていたが、次第に本質を見失い、無法者に成り下がっていくジェシーの姿を中心に物語は進みます。
余計な演出も無く、淡々としながらも最初から最後まで飽きさせずに見せてくれました。1939年というかなり昔の映画にしては、話の流れの骨格はしっかりと組み立てられています。
ジェシー役のタイロン・パワーとフランク役のヘンリー・フォンダという2人の圧倒的な存在感が物語の面白味を後押ししていたように思いました。
時代が時代なだけに多少の古臭さは否めませんが、「風と共に去りぬ」と同じ年のカラー映画。そして硬派な西部劇。こういった観点からでも一見の価値はあると思います。
