このレビューはネタバレを含みます
オープニングのソフトロックに驚き、「あれ?これ、癒しの映画だっけ?」と気楽に構えてたら観賞後はテーマ曲を聴くと、気分が悪くなってしまうくらいにダメージ受けました。
ただ、「第四の壁」を易々と越え、観ている我々に現実と虚構との感覚を麻痺させられるような演出は素晴らしいです。
中盤で、撮影クルーが撮ったやらせの映像として本物の処刑映像を流し、本物の食人族の記録映像として劇映画である本作を公開する。
更に、撮影クルーが亀を食すシーンがあるのですがそのシーンも本物の亀を生きたまま、甲羅を剥いで殺したりしてます。トンでもないです。
そりゃ動物愛護団体から文句言われても仕方ないでしょ笑
しかもその時の監督の返事がしっかり食べたのだから、無駄な殺生ではない、ときてますからね。
後世に受け継いでいくべき名作ではあると思いますが、闇も深いですね。