うたもす

12人の優しい日本人のうたもすのレビュー・感想・評価

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)
2.8
オリジナル版は無罪派が論理的で有罪派が感情的という露骨な差があったけれど、この映画は無罪派も有罪派もそこまで論理的じゃないなぁという印象
オリジナル版の有罪から無罪へ変わっていく構図とは逆なので推定無罪である以上、無罪と思われてるものを話し合いだけで有罪に変えるのは難しいというのは分かるけれど、だからこそ有罪派に説得力があればもっと楽しかっただろうなぁと思うし、そうできないならわざわざオリジナルと反対の構図にする必要なかったんじゃないかと思った
ほんとに有罪派の意見も無罪派の意見も何一つピタッと納得できるものがなくて最後までふわふわしてた
まぁあのオチをやるためなんだろうけど
日本人の集団に流されたり消極的な面を強調したいならいっそのことコメディに振り切った方が楽しかった気がする
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