ノットステア

12人の優しい日本人のノットステアのレビュー・感想・評価

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)
4.7
○感想
背景はあまり変わらない、アクションもそんなにあるわけではない。喋ってるだけといえば喋ってるだけ。
それでこんなに面白くなるのか。笑いもあるし、推理者としても二転三転、、、無罪なのか有罪なのか、納得したと思ったらまた別の視点や気づきや動きがあって。
一人が喋ってる時に、他の人がクシャミをして、それを発言者が見るとか。キャラクターが全部違うし、一人一人個性的だからか、見飽きない。飽きない工夫がわかりやすいんだけど、それがしつこいとは思わなかったなー。
それぞれの立場や考え方のクセとかがわかってくると、さらに惹き込まれちゃう。楽しかった。

推理者といえば、事件に関わった探偵が謎解きをするのか、刑事が事件の謎を解くかくらいしかなかなか思いつかなかったけど、そうか。こういうのもアリよね。
いや、裁判もの法廷ものも一般的か。でもなんか新鮮に感じたのよね。

『12人の怒れる男』も観てみたい。



○喋ってばっかで面白いセリフばかりだったけど特になんか印象に残ったセリフ
有罪6無罪6のとき無罪側の作戦会議の結論
「結論は『悔いの無い人生を』。これだ」