【三谷幸喜は群像好きやなぁ】
元ネタの『12人の怒れる男』を観る。そうしたら日本人なら本作を観なきゃあダメでしょ。
と、思いながらサブスクに無いので諦めていたら、たまたまBSで放映していたのを録っていた事を発見して鑑賞。
中盤くらいまで弾ける感じがなかったので、やっぱり陪審員モノはアメリカに軍配が上がるなぁ〜って思っていたが。終盤俄然面白くなってきた。
日本人は一回覆ってもまたもう一回覆るし、また他人の意見に左右されやすい、という点がオリジナルと異なる部分。こういう所が日本人っぽくってそこを面白おかしく描いている。
そして【】に書いたようにたくさん人が出てくる作品っていうのは三谷幸喜の真骨頂、よくもまあバラバラの人を最後にまとめていくよね、って。
これってこの設定でいくらでもパターンは作れる割と最強のフォーマットだと思うけど、味付けから上手くなかったら成立しない。その辺が三谷幸喜の技術なんやろうな、と思わせる。