Keny

ストーカーのKenyのレビュー・感想・評価

ストーカー(1979年製作の映画)
4.2
タルコフスキーの映画は雷に似ている
稲光に圧倒され、しばらくしてから雷鳴が聞こえてくるんだ。

はじめから素晴らしいです。魔術的な絵が映すのはひたすらに土臭い現実だった。
何かに盲信する宗教論でもあり、もっと広漠な精神論でもあり、ソ連の民が抱く「求める気持ち」のメタファーでもある。

そう、我々は何かを求めるが、何を求めているかをわかっていない。そして真実は絶望であったりするのだ。

どのシーンも焼き付く。
Keny

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