ロンビュー

ストーカーのロンビューのレビュー・感想・評価

ストーカー(1979年製作の映画)
3.0
隕石が落ちたか宇宙人が来たか分からないが生まれた謎の場所「ゾーン」その中には願いが叶うという部屋があるという。これだけでワクワクするあロシアの傑作SF

映像はカラーと赤みがかった白黒(セピア色?)を切り替えています。そして、ある程度覚悟していましたが、ヨーロッパの映画ということもあり、固定カメラ×長尺という表現が繰り返されていました。

ストーカーはゾーンの案内人のようなもので、望みの叶う部屋を求めて来た2人と合わせて3人で行動するが、ゾーンの異常な緊張感に少しずつ気が短くなり、注意力も低下していく様が見れる。

この映画のとても長尺で異様に間延びしたカットは見ている人に何かを感じさせ、考える時間にして欲しいのかも知れない。そう考えさせるほどには長い。ですが、雰囲気が良くて好きです。

ラストで急に解かれる謎が良い。望みの叶う部屋とはつまり、自分の汚さを露呈するものでした。自分が純な人間でないと、救われないが、純な人間などいないということですね。そして、ストーカーがストーカーをする意味も発覚します。最後の30分ほどは見応え抜群です。

そして、注目すべきは異様なラストシーン
ロンビュー

ロンビュー