このレビューはネタバレを含みます
引っ張って。
誰か私を引っ張って。
救命ボートいっちゃったんだよ。女と子供と若いやつだけのっけて、いっちゃったんだよ、と流されていく。配給を求めてあるく人間たち。
職を理不尽に失い、それまでの人生を否定されるかのように、新たな職にもつけず、リストラされたことを家族にもいえいない男。同じリストラ仲間を見つけるが、無理心中してしまった。
長男はアメリカ兵に志願し、
次男はピアノをやりたいと言い出すも、自分の価値観を押し付け、止める。
妻は妻で車の免許を取ってみたりするが、家庭で救ってくれる人はいない。
長男が平和のためにアメリカ兵になるのだと訴えるが、許さない父。何をしているの?
ショッピングモールの清掃してるところで妻にあってしまった。
3時間前。
で、役所広司が出てくるあたりから最高。
間抜けな強盗に襲われて、度胸を突然見せる妻。車を運転する羽目に。犯人を説得して、車から降りた先で夫に出くわすが、夫は夫で走り去っていく。
目が覚めて、今までの人生が全部夢だったら。
強盗犯は1人車で海に沈んでいったらしきあと。
走りながら、やり直したいとゴミの山に倒れる。轢き逃げされる。
無賃乗車で捕まる小学生の次男。
名前を明かさず、大人として留置所ですごす。
夜が明け、家族が食卓に集まる。
受験会場で息子が月の光を弾く。