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トウキョウソナタのoqmrのネタバレレビュー・内容・結末

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「物語の進行のテンポが静かでゆっくりで実際何も面白くないのに見れてしまう」系の映画。父、母、子供がそれぞれ抱えてる問題とそれに対する彼らの反応に対して観客は大いに共感できるから成り立つ二時間なのだろう。しかしこういうやり方に関しては少し間違えれば一気に劇からぶっ飛ばされて戻れないリスクがある。実際役所広司が出てきて事件のリアリティの無さと(個人としての)彼の存在感のフィクション性が一気に物語の信憑性を汚した感じはする。リストラを中心とした暗い物語の部分にはリアリティを大いに感じたがその後の希望が見えてきたあたりにはどうしても懐疑的にならざるをえなかった。監督自信も社会の停滞感に関してなんらかの解を見つけれずにいるのだろうか。
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