荒野の森くま

若き日の次郎長 東海道のつむじ風の荒野の森くまのレビュー・感想・評価

5.0
若き日の次郎長シリーズ第三弾にしていちばん面白い。
まず冒頭の錦之助と千秋実との珍妙な掛け合いが気に入ったし、悪い親分の山形勲に次郎長と名乗った時のカタルシスたるや・・・最高だし、
中盤の子分たちが続々集まってコントのような見せ場で盛り上げて、
後半の諸悪の根源の悪代官をペテンにかけて甲府住民と共に代官所に討ち入る信じられない展開そしてバンザイばんざいの超ハッピーな大団円。マキノ雅弘コメディ調時代劇のベストだな。

1962年1月3日公開

先日見た『いれずみ半太郎』もマキノ雅弘ベストに認定したため得点を5.0に改訂しました。