荒野の森くまさんの映画レビュー・感想・評価

荒野の森くま

荒野の森くま

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冒険大活劇 黄金の盗賊(1966年製作の映画)

3.5

アクションコメディ時代劇の怪作。
処刑0秒前の泥棒が幕府の命令で豊臣の財宝を探しだす冒険譚。
主演の松方弘樹が独り言が多い演技でルパン三世のよう→さすがは目黒祐樹のあにき

また次々と各々に痛めつけら
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

ぼくが応援している女優に桜木梨奈というひとがいます。そうお風呂のシーンでリリーさんを熱演した女優さんです。
今までに『耳をかく女』『フィギュアなあなた』『華魂』『花と蛇ゼロ』に出演してます。
全部オッ
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彼岸花(1958年製作の映画)

5.0

昭和の頑固親父ものの名作「寺内貫太郎一家」の元祖というかご先祖様みたいな映画。
きっと向田邦子の父親は佐分利信みたいな人かなっと勝手に想像します、「阿修羅のごとく」にも出ていたしね。

それと田中絹代
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みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

3.6

主人公は地味だし、花魁は知らない人だし、浅野温子は『さらばあぶないなんちゃら』にもましてウザいし、ラストの画はヘンだし、上映時間が130分もあるのに鑑賞後の印象が愛すべき小品という奇跡。

春の夢(1960年製作の映画)

3.5

奇人変人喜劇と書いてスクリューボールコメディと読むと言ったのは小林信彦先生だったと思ったが、まさにヘンな人たちの群像喜劇。

いろんな救いがあるのも往年のハリウッド的。

ぼくは主演は久我美子とみたが
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グッドバイ夏のうさぎ(1983年製作の映画)

4.5

富田靖子がアイコじゃなくてアイコが富田靖子なのね。もちろん本編『アイコ十六歳』を見たうえだけど超絶傑作は変わりない。
藤田弓子に抱きついてぎゃん泣きするシーンは本編以上に感情を揺すぶるよ。

アイコ十六歳(1983年製作の映画)

3.5

富田靖子が夏用セーラー服を着てるシーンが40% 弓道の道義姿が40% 自転車に乗ってる場面が20%で構成されるオール名古屋ロケ映画、ご当地タレントのゲスト出演では宮地由紀男が特にいい。
16歳の少女の
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.0

座敷童子系ファンタジーコメディ。「王様のレストラン」風味で大変面白いよ。

悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)

3.8

50年代アメリカの黒人差別はエゲツない、なまじ色白の黒人少女には地獄だったろう。でも母親の人間としての正当な評価としての葬儀シーンは盛大で涙。

アラスカ物語(1977年製作の映画)

2.9

先日ロードショー公開され、ハリソン・フォードも出演していた「荒野の呼び声」とほぼ同じお話。

まず舞台・時代設定がゴールドラッシュ時代のアラスカ。

かたや南国生まれの大型犬が犬橇(いぬぞり)仲間で頭
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獣人雪男(1955年製作の映画)

2.5

最大の見どころは
雪男が見世物興行師を退治するシーン、
怒りに任せて檻を載せたトラック断崖絶壁から突き落とすんだけど落下する途中にいろんなとこにぶつかりバラバラになる檻と段々と凹むトラックはファンタス
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父ちゃんのポーが聞こえる(1971年製作の映画)

3.0

小学生の頃、体育館で授業のいっかんとして巡回映画で見たなかで最良の作品。

これで小林桂樹の名前を覚えたし、吉沢京子は全盛期でかわいいわで懐かしかった。

司葉子が出演してて(記憶になかった)ビックリ
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

5.0

「北の国から」と交互に出演していた吉岡秀隆は国民的親戚の男の子。
そんな満男君の消息が知れる本作は涙腺緩みっぱなしでした。

不満なところ
ゴクミシリーズといえば徳永英明でしょうに なんでここに来てク
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ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

3.0

冒頭、音楽をちょっと聴いただけで大野雄二が映画に帰ってきた感全開で涙。

声優は代替わりしたルパンも不二子も五エ門も銭形のとっつぁんも違和感なし。
でも次元の声は衰えたかな。

カットの最後に各キャラ
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

2.9

キャプラか影武者徳川家康のような展開を期待したらあのオチでは物足りない。
最大の見せ場は名探偵じゃないコナンパロの田中圭です。

港のヨーコ ヨコハマ ヨコスカ(1975年製作の映画)

2.0

主役の早乙女愛最悪。
脇の多岐川裕美はまあ良く、
チョコッと出演のキャシー中島のビッチ感が最高な一編。
原田美枝子も顔を出すゴーゴーなシークエンスに謎の世紀末感あり。

九月の空(1978年製作の映画)

2.5

石野真子が全然魅力的じゃないアイドル映画失格作。

良かったところは
色っぽい風吹ジュンと
まだ若い野際陽子と
元気だった頃の大谷真知子と
おっぱいも見せる根岸とし江と
出演するだけでうれしい曽我町子
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

これが正当な続編ならジョンがマイケル・ビーンを送り込む未来が永遠に失われた事になる。

と思うと作らなかった方が良かったかも。

とはいえリンダ・ハミルトンが元気で良かった、よかった。

新聞記者(2019年製作の映画)

2.5

松坂桃李が盗み出す大学設置の資料の日付けが2011年3月11日。
「政権がひっくり返る」の台詞とあわせて考えると民主党の菅直人が現在も総理大臣である別時間軸の映画なのか・・・笑止

旗本やくざ(1966年製作の映画)

3.0

倉本聰脚本で「浮浪雲」テイストの面白コメディ時代劇。
特に春川ますみが良い、初めはオカチメンコで登場しだんだん可愛くなっていくからね。

で、ラストがちょっと気に入らない。
トミーが春川ますみと恋仲に
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札幌・横浜・名古屋・雄琴・博多 トルコ渡り鳥(1975年製作の映画)

3.0

ナレーターでは風俗嬢が移籍する〈トルコ渡り鳥〉をポジティブに捉えていたが、つまり売れない嬢がお店をリセットする〈転々虫〉の話かと思いきや、ソープ嬢 芹明香とヒモ男のラブラブぶりが微笑ましい愛すべき裸族>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

感想
①ラドンの飛行と地上のダメージをハリウッド技術で再現!最高。
②モスラのテーマがノスタルジックに幻想的で最高。
③キングギドラの首が変幻自在に動いていて最高。
④芹沢博士は行動は日本的が過ぎると
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居眠り磐音(2019年製作の映画)

3.5

入場者プレゼントで貰ったシナリオ付き文庫本が00巻だったように居眠り磐音エピソード0という感じで、前半の因縁話がチト長い。
でも流石に江戸での用心棒パートは断然面白くキャラクラーが出揃ったところでエン
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あゝ野麦峠 新緑篇(1982年製作の映画)

3.8

赤く退色したフィルムが物語の舞台である大正期にマッチして素晴らしい効果。

ノーメイクの三原順子はめっちゃ好みの顔で驚愕。

でもぼくがこの工場で働いていたら大人しく優しい岡田奈々を贔屓するかも。
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母を亡くした時、 僕は遺骨を食べたいと思った。(2018年製作の映画)

3.8

安田顕が倍賞美津子の前ではお子様になりきってる、まるで「ビッグ」のトム・ハンクスみたいといえば褒めすぎか。

地元の揖斐郡池田町あたり田園風景が感じ良く撮られていて、「宇宙の法則」「リリィ・シュシュの
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黄金の犬(1979年製作の映画)

3.0

松竹系劇場で見る地井武男の凶暴非道ぶりそれなりに衝撃だったが、今見ると弱いやつしか殺してない。

悪い政治家に小沢栄太郎、
その手足となる官僚に岡田英次、
彼らに忖度する警察トップに平田昭彦で大作ふう
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多十郎殉愛記(2019年製作の映画)

4.2

多部未華子の前髪でおデコを隠す髪型がかわいいけどヘンテコ、中島監督だから許されるのかな。(そもそも70年代まで前髪は撮影所の天井からのライトで顔に影ができるためご法度だったらしい。)

高良健吾がいつ
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拳銃無頼帖 不敵に笑う男(1960年製作の映画)

4.1

オープニングが石井隆より30年は早い豪雨の銃撃戦。
つづく赤木圭一郎と宍戸錠の出会いの刑務所ギャグが秀逸だけど前にどこかで見たような矢作俊彦の「AGAIN」にあったのかも。

この拳銃無頼帖シリーズ第
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新宿純愛物語(1987年製作の映画)

4.0

80年代子猫、バイク、ポニーテールでアイドル映画を撮りなさいと言うお題に東宝は「ハイティーン・ブギ」を製作し
東映の答えが本作。
新宿を舞台にした“絶対にくたばらない”仲村トオルが動ける!動ける。
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散り椿(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

岡田准一のキャリアのためにはいい作品。
セリフのお稽古が足らないような気がするのは監督の腕のせいか?
加古隆の音楽が久石譲なみにうるさく感じるのは?

でもクライマックスの神社の大木に見え隠れする敵が
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作を先に読んではいけない、案外サクサクと事案を解決して感じてならないので。

原作は例えるなら「新幹線大爆破」のようにひとつの問題をクリアするとそれを上回る困難が立ち塞がる連続です。

話の進め方は
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八百万石に挑む男(1961年製作の映画)

3.5

八百万石に挑む男、すなわち8代将軍吉宗の御落胤と称して将軍家を乗っ取ろうとした天一坊とその参謀(市川歌右衛門)の話。

守る方も攻める方にも(野心はあるが)悪者や敵役とは描かれてなくそのことが作品を格
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.5

主人公の職業を星を研究する人にしたり、
劇中歌に山崎まさよしを使用したりで大ヒット監督 新海誠にちょっとだけあやかった作品。

オリジナルも好きだけど本作も侮れないよ

ザ・緊縛(1984年製作の映画)

3.8

「少女木馬責め」の名美の人が主役とか
彼女が雨の夜、中根徹とダンスを踊る時の赤い傘とか
石井隆リスペクト作。

でも後年の杉本彩版の「花と蛇」とお話が似てることが最大の謎。

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