本当にあった怖い話───
【九州大学生体解剖事件】
1945年、第二次世界大戦末期に福岡県福岡市の九州帝国大学(現九州大学)医学部の解剖実習室で、米軍捕虜8人に生体解剖(被験者が生存状態での解剖)が施術された事件
食欲が失せる問題作。
第二次世界大戦の闇の一幕。
戦争犯罪。
原作小説の基になった事件について調べたら、公訴名「人肉嗜食事件」って…!!!あぁ胸糞悪い…
とんでもない事をしでかしたな。この映画をアメリカ人が観たら間違いなく気分が悪く…を通り越して吐き気を催すに違いない。
軍関係者、医療関係者等、罪に問われ起訴された人数は30名。5人や6人では無かった…
“どうせ銃殺される命、ならば実験をして医療進歩に役立てよう”
“殺したんじゃない、活かしたんだ“
(“生かした”ではない)
言いたいことは分からんでもないけど…人間それをやっちゃいかんのよ。
手術中に血のついたガーゼを水浸しの地面へ何度も投げ捨てていたけど、昔ってあんな処理方法だったの!?それが一番気がかりだった。
昔の医療現場ってのはいつの時代も何してたか分かったもんじゃないな…公に知られず発覚を免れている事件とかざらにありそう。
一線を越す社会の恐ろしい一面を垣間見れたのと同時に、本作は“人間の感覚を狂わすのは「戦争」そのものである”と切に訴えかけてくるものだった。
重たい内容でどっと疲れてしまった。