キモサベ

楢山節考のキモサベのレビュー・感想・評価

楢山節考(1983年製作の映画)
4.0
【飛躍】
閉塞感? 何故かラース・フォン・トリアー監督「ドッグヴィル」(03年)がピーンときました
飛躍と書きましたが、意外と冴えているかも?

【感想】
ずばり、“営み”の映画でした
“食うため”、“生きるため”・・・勿論、大真面目な日常、なのに滑稽ですらありました

一転、終盤の“姨捨“のシーン、映像もさることながら、背負われる母と背負う息子の”温度“が伝わってきました

上手く言え(書け)ませんが、今の自分が判断する「いい」とか「悪い」とかの常識とは別の次元、しきたりだったり、言い伝えだったり、信仰だったり、そこに“営む”人びとだけの“ルール”、あるいは“拠り所”のようなものを強く感じました
そう、善悪とは別の、これは秩序なのです
『救いさがし』の映画だったのかなぁ


【追伸】
原作読んでいないので、すみません
思うままに・・・
そういえば、長野県にありますよね「姨捨」ってとこ・・・そこのお話?

左とん平、あき竹城、清川虹子、常田富士男、三木のり平、ケーシー高峰、小沢昭一・・・名前からくる先入観でしょか、コメディの匂いを強く感じたの自分だけ?
キモサベ

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