キモサベ

マンディンゴのキモサベのレビュー・感想・評価

マンディンゴ(1975年製作の映画)
3.3
アメリカ黒歴史
クエンティン・タランティーノ監督が“絶賛”とあれば、危ないに決まってます・・・よね

ちょっと待って下さい、このジャケツ
揺り椅子でくつろぐ?白人(当然、主人公なんでしょうけど)が、裸足で黒人(しかも子ども)を踏んづけてる
ですから中身も推して知るべし・・・でした
冒頭、具合の悪い奴隷女性を診察するシーン 「先生は名“獣医”なんだ」のセリフ(字幕版にて鑑賞)からしてわかりましたが、とにかく奴隷に対する扱い・・・黒人?、否“人”ではない、ということでした

舞台は南北戦争前のルイジアナ州、ここで奴隷売買を生業とする父と息子の物語
奴隷にありながら、登場する黒人たちを極めて理性的に、対する白人“ども”を無知で下劣な存在として、名匠R・フライシャー監督が描いているのが“手に取るように”わかりました
身なりがいいだけで、中身は空っぽ・・・みたいな
テーマに反した、ほのぼの(?)とした音楽も、皮肉が効いてました

罪と罰?因果応報?・・・ただ、後味の悪さはいかんともしがたい、です
キモサベ

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