ミチル

子猫をお願いのミチルのネタバレレビュー・内容・結末

子猫をお願い(2001年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

すごくよかった。男性中心的な格差社会でそれぞれに生きる女の子たち。女は大学に行けない。家業を無給で手伝わされる。コネがないと就職できない。頑張っても大卒のようには昇進できない。
テヒはある種の理想的な人間像だったように思う。分け隔てなく接し、じっくり自分の頭で考え、正しいと思う行動をする。テヒとジヨンは幸せになってくれるだろうという希望を持てる。
対してより等身大なのはヘジュで、自らを苦しめているものが何かを認識し、自分を憔悴させるのではない道を見つけることができるのか、その後が気になる。
またピリュとオンジョは描かれている部分が少なく、大好きだけど悪い意味で理想の友人になっている気がする。二人が心安らかに暮らせているのか心配。
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