子猫をお願いの作品情報・感想・評価・動画配信

「子猫をお願い」に投稿された感想・評価

Gierck

Gierckの感想・評価

4.8
チョン・ジェウン監督、チェ・ヨンファン撮影。
80年代の日本や台湾の映画を思わせる青春群像劇であるが、そこには韓国社会の歪んだ社会構造も繁栄している。
ただ他の韓国映画と違うところは、チョン・ジェウンの視線が、何かを語ったり訴えるような視座でなく、成人になりかけた女性たちの表情や運動をとらえることに向かっているところである。
特にペ・ドゥナの表情豊かでありながら、芯が通ったような目力ある視線を周囲に送っており、映画に良い意味での緊張感を与えることが出来る稀有な女優である。
また、各ショットの繋ぎも秀逸で、通過したトラックによる横の運動による繋ぎや、時折、差し込まれる障害者の詩人の部屋の固定ショットが最後のみ角度を変えてぺ・ドゥナのタイプライター打つショットが差し込まれるように、繊細な映画感覚を味わうことができる。
日本よりも韓国の方が学歴社会だから"高卒"が社会に出た後枷になるんだろうなあ。2001年に、ここまで女性を描いた映画を世に出してる韓国映画のレベルの高さよ。

『はちどり』の監督が確か影響を受けた映画として挙げてたのでずっと観てみたかったんだけど、ようやくアマプラ、U-NEXTなどで配信開始されました...ありがとう...。
Chiarums

Chiarumsの感想・評価

3.5
 高校時代からの親友女子5人組。
卒業してからもたまに会ってはひととき楽しい時間を過ごしはするものの、会話の節々、表情だったりにビミョーな溝が見え隠れする。
もちろん誰が悪いとか何が悪いとかは一切なく、ただなんとなく互いにズレてすれ違っていく様がすんごく女子らしい。
特に19や20そこそこの女の子だと、今が良ければそれで良しで友達大事〜なんて表面では言いつつも結局は自分が一番かわいくて。
そんな描き方が絶妙。
学歴いのち、肩書きいのち、裕福かそうでないかで境遇がまるで違う厳しい韓国社会の現実がこの作品でも露呈している。

ラストは女の友情っていうのも存在するのかもと思わせてくれるような爽やかさも少しあって🤏
上手く行かない毎日から思い切って飛び出そう!自分の殻を破って!と背中を押されるような気配もあり。
Girls be ambitious🛩

恋愛要素はほぼゼロながら、HBO制作の米ドラマGirlsの韓国版って感じ。
私はすごく好きな作風でした。
ちはな

ちはなの感想・評価

3.2
ドキュメンタリーみたいにリアルだった

仲良く楽しく高校生活をすごした仲間は
卒業と共にそれぞれの道へ

それでも会えばすぐに昔に戻れる…はずだった
環境が変われば違った生活や価値観になるし仲良くしてた人ともズレが生じたり

そうやって人は自分というものを形成していくのだ

みんな悩んでる
ちょっと切ないのだけど 自分を失わない姿は勇気をくれる
nekoneko

nekonekoの感想・評価

3.7
ペ・ドゥナと小猫(ΦωΦ)に惹かれて…
チクチク📍します…
仲良し女子👩5人組のビターな群像劇

実家がサウナというチョッと天然?のテヒ(ペ・ドゥナ)のほのぼの感
と貧民街に祖父母と暮らすジヨン(オク・ジョン)のはちどり感…
高卒韓国女子の厳しさを実感するお話
観る人は…5人の誰に寄り添うかな…?

…今やAndroidやiPhoneが主流の携帯もガラケーなのが懐かしい
(そーそー!ストラップとかシール私も付けてましたね笑)

小猫😼がさながら…彼女達の心情を表しているようでナンダカ切ない🐾
彼女たちそれぞれが抱える悩みは小さくても重い

フェード・アウトのラストは爽快?!
…これからも大変だろうけど頑張って!2人にサチアレ🙏と心の中でエール🎉を送った💓

テヒ(ペ・ドゥナ)の🧶毛糸の赤い手袋がカワイイなぁ🧤
高校時代の友達グループは卒業後も度々集まるけど、今では微妙な距離もある。会社員と無職、地方とソウル、孤独と友情、夢と現実。気持ちは少女のままでも、変わらず友達でい続けるには世の中はあまりに世知辛い。
高卒女子5人の中で両極端なのが、証券会社に就職したへジュと今にも壊れそうなボロ家暮らしのジヨン。ぺ・ドゥナ演じるテヒはちょうど中間に位置して、グループの橋渡しを担う役。そしてジヨンが拾った子猫。へジュに贈られた後ジヨンに返された猫は、その後も飼い主を替えていく。居場所を探してるのか自由になりたいのか。子猫という重荷を抱えて、足止めされた時間が過ぎていく。社会、特に家父長制に縛られた女子たちのモラトリアム。
家を離れたくても離れられないジヨンとテヒ、そして家から1人で出られない詩人。双子にはいつもお互いがいるけれど、へジュには会社や家族は自分の家にはならず、結局友達や幼馴染の男子が家みたいなものである。うっかり締め出された家の外、寒空の下5人が身を寄せ合う。家がなければ生きられない、でも家には閉じ込められたくない。猫のように。
やがて3人と猫はそれぞれの家を見つける。それは制度や血縁家族とは違うので、変わるかもしれないし変わらないかもしれない。でもひとまず重荷を手放して、ここでないどこかを目指すオープンエンドな旅立ちでいい。
携帯メールやタイプライターで打ったテキストの出し方(言葉は自由に外へ放たれる)や、オフィスの窓のモザイクとジヨンの描いたテキスタイル画がシンクロしたりするのが面白い。そして具体的説明を省いた余白に、煙草や刃物(縁切りの象徴?)、額縁の使い方や日常風景のディテールがちょっとした意味を持つ。但し、そうなるだろうとは思ったけど、残酷な展開も挟まるので容赦なく…終盤のジヨンのあの扱いはあんまりじゃないの。
ずっと観たかった作品アマプラ感謝…言葉にうまく表せないけどきっと忘れないだろうなと思うシーンが沢山あった不貞腐れてしまう気持ちも一緒にいる時くらい笑えよと思ってしまう気持ちもわかるよ
かめ

かめの感想・評価

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観れてうれしい!
ぷっつり終わったからびっくりした。
タイプライターとかメールとかの文字の演出かわいかった。全体的にかわいい。

猫が象徴的でいろいろ考えられる。

みんなキャラが良いし見た目も合ってるなと思った。
一緒にいて合うの?と思う場面もあったけど高校の友達ってこんな感じだよなと思った。
みんないい子。これからそれぞれの人生がんばれ〜。
ゆみな

ゆみなの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

学生時代とは違って、社会人になると色々あって…。

始めはいちいち仲間を振り回す子にイライラしてたんだけど、よくよく見ていると彼女には彼女のストレスもあったり。

やっぱり周り全体を見渡せる子はどこにでも居るんだな…って思って、自分が大変なときでも誰かに寄り添える自分で居たいな…って思った。

ラスト、良かった。
鯨

鯨の感想・評価

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泣いちゃった
ズキッとするのにどこかあたたかい。ゆらゆら心が揺れる感覚。わかるわかるって頷いたり私もそうすればよかったって内省したり。こういう人いるよな…って思ったけどその人も苦しそうだった。でも好きになれないし分かり合えない。
"それ以上の理由"を見つけて実行する。優しいけど優しさで動いてるのとはちょっと違う。だから優しい。とってもいい。猫がいろんなところに行くのもいい。人間の都合だけどみんなに守られてる感じ。
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