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子猫をお願いのsのレビュー・感想・評価

子猫をお願い(2001年製作の映画)
3.2
環境が社会が、女子高生だった女の子たちを変えていくのよね。ガラケーなつかし。

他のユーザーの感想・評価

saysea

sayseaの感想・評価

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『子猫をお願い』が描いた、周辺の物語
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/column/韓国カルチャー%E3%80%80隣人の素顔と現在/20311
莲

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自分だけではどうすることの出来ないものもこの世にはあるんだよ
タラン

タランの感想・評価

3.8

2月22日は猫の日だったので猫映画。
いま4Kリマスター版が公開中とのことで今作を知った。


心情や細かな演出は丁寧に描かれている作品だと思うが、物語の動き出しが遅いのと猫の出番が少ないのが意外だった。
猫の登場シーンも意外すぎてびっくり。
今時あんな渡され方したら世間に怒られるだろうよ。


社会に出て順応していくうちに変わってしまった人、変わらなかった人それぞれだろうけど昔の仲間と集まった時くらいは昔の時のまま笑いあえるといいのにね。


ヘジュ役のイ・ヨウォンさん、この頃の彼女はともさかりえさん7割、横澤夏子さん3割って感じですね。
現在は素敵なマダムになられていました。


ヘリウムガス吸って会話するシーン案外好き。
和むのには初歩的な手法だけど映画で使われるの初めて見た気がする。

テヒの父の所々屁理屈なセリフも良い。
「メニューを長く見る奴ほど出来損ない。」
これはよくわからない。優柔不断ってことかな。
「出された料理を喜んで食べる奴は出世する。」
これはなんかよくわからないけど好き。


ペ・ドゥナさんは相変わらず可愛いわ。
ワーキングホリデーで海外に行くって考えを持ったことなかったけど今思うとめちゃくちゃありだったなー。
学生の時にその発想があればよかったわ。くっそー。
ら

らの感想・評価

4.0
重たい現実を反映しつつもどこかチャーミングな作品で、偏愛する一本になった。もしかすると「洗練された映画」とは言えないかもしれないが、映像も良いしキャラクターも魅力的(華僑の双子姉妹の役割と扱いはややゆるく感じたけれど)。学生生活を終えたばかりの若者の仕事や将来、家族への不安、関係性の変化が巧みに描かれている。現在にも通ずる普遍的な内容だが、当時の韓国社会を反映した時代の記録としても優れている(参考:https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/column/韓国カルチャー%E3%80%80隣人の素顔と現在/20311)。

何もなければそのまま仲良しでいられたはずの五人の関係性が、制服を脱いだ途端"社会"によって揺さぶられる様はリアルだ。一度観終わってからすぐに、もう一度前半を観直したら、その後の展開を予感させる細かい描写がたくさんあり、繊細で丁寧な映画であることがよく分かった。それから、一番鼻につくキャラクターのヘジュにもとてもバカにできないくらいの苦悩とプレッシャーがあったことも。

わずかな希望を提示するあっさりとした終わり方も良い。Good Byeって…最高。
邦画でしか観たことないような内容だった
つまり、この何とも言えない感じは万国共通という事か
いや、アジア共通なのか

学生〜社会人のmoratorium
それすらshareできると信じているからこそ親友なんだけど、信じるだけでは形を保てない程それは脆くって、脆いそれをぶっ壊すほど社会は凶器。
社会はバールのようなもの。
韓国の中での仁川の都市としての位置付けや性格が窺える映画。ちょうど仁川国際空港が開港した年の映画なので、これ以降都市の性格は大なり小なり変わったのかもしれないが。両親を亡くして祖父母と暮らしているジヨンの住む家が、あまりにも粗末というか、完全にスラムで見るに忍びなかった。20年以上経って韓国も豊かになり、もう仁川にあんなスラムはなくなっているのではないかと思うが、どうなのだろう。ペドゥナ、『コッチ』や『光州5.18』で見たイヨウォンさん他、みんな若くてかわいいけど、映画としてはしんどかった。それにしても、みんな身長高い。

そういえば、韓国映画に猫が出てきたのを見たの、もしかして初めてかも?
yuka

yukaの感想・評価

3.7
あぁ〜ペ・ドゥナかわいい〜😭😭😭

田舎から都会に出たらあぁなるのわかる〜😭

双子ちゃんの家でかくない?彼女らだけよくわからんだ。

自分は人との関わり方がわからなさすぎてずっと1人でいることが多すぎて今ちゃんと友達って言える人がほぼいないからこういう友達友達してるの見ると眩しいなと思う。親友っていいよなぁ。私も傍に友達いてほしい。うぇ〜いって言うだけの浅い友達なら腐るほどいる。ちゃんとした友達の作り方全然わからない。

全部なくして底なときに友達が横にいてくれるだけで救われるなにかがある。

高校まではある程度同じように見えるのに卒業したら如実にその人らしさとか家庭の影響が出るよね。子育てって本当に高校までなんだなと思う。そこからどんな道を子供が選んでも自分で考えて行動できるようにするのが親の役目な気がする。何も言わないでもなく言いすぎるでもなく。難しいんだろうな…。ちゃんと子供のことを考えようとすると本当に親って大変だな…。

それぞれ傷つきながらでも繋がりは大切に成長してほしいな…と祈るように観終わった。
たまにふと懐かしくなることもあるけれど、疎遠になると当然お互い環境も変わっていて、その頃のままとはいかないのが現実かな。ちょっと寂しいけど。
なんとなくそんなことを思いながら。
hamoko

hamokoの感想・評価

4.0
高校時代の仲良し5人組。
卒業後別々の進路を歩みながらも、連絡を取り合ってたまに会ったりしている仲を続けていたが、それぞれの経済状況や考え方の違いが徐々にずれてきて、関係性に少しずつ亀裂が入って行く。

高校時代の延長線にある女の友情をこれでもかってくらい等身大で描かれていてキツいし、心当たりがありすぎてドキッとするくらい抉られた。
一定数以上の所謂「仲良しグループ」というコミュニティに属していた人にはとても思うところがある映画ではないかと思う。
そしてこの中の誰かしらに当て嵌まるんじゃなかろうか。
ジヨンに肩入れしすぎて必要以上にヘジュに対してイラッと来てしまった。それくらい「わかる〜いるよね〜」というリアリティ。

主に3人にフォーカスが当たるので双子ちゃんの悩みや生活が宙ぶらりんのままなのがちょっと惜しい。
警察ザルすぎて最悪だったな
よよよよ、良すぎるやろ
絶対に刺さるとは思ってたけど、全てがツボすぎる。
90〜00年代の、文明が発達しきって、もしかしてこれ以上の進化(インターネットを超えるような)は無いんじゃないか…?というような何かにぶつかって停滞した時代の最初の空気が、好きなんですねぇ……

タイトルとEDの演出も、昭和の邦画の様にスタイリッシュおしゃれで、ほんと〜に愛

脚本もすごい丁寧な印象。
まじで90年代に転生したいんだけど、その時代にいても多分何も思わないんだよなあ〜
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sさんが書いた他の作品のレビュー

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