わたぬき

子猫をお願いのわたぬきのレビュー・感想・評価

子猫をお願い(2001年製作の映画)
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よよよよ、良すぎるやろ
絶対に刺さるとは思ってたけど、全てがツボすぎる。
90〜00年代の、文明が発達しきって、もしかしてこれ以上の進化(インターネットを超えるような)は無いんじゃないか…?というような何かにぶつかって停滞した時代の最初の空気が、好きなんですねぇ……

タイトルとEDの演出も、昭和の邦画の様にスタイリッシュおしゃれで、ほんと〜に愛

脚本もすごい丁寧な印象。
まじで90年代に転生したいんだけど、その時代にいても多分何も思わないんだよなあ〜

他のユーザーの感想・評価

s

sの感想・評価

3.2
環境が社会が、女子高生だった女の子たちを変えていくのよね。ガラケーなつかし。
韓国の中での仁川の都市としての位置付けや性格が窺える映画。ちょうど仁川国際空港が開港した年の映画なので、これ以降都市の性格は大なり小なり変わったのかもしれないが。両親を亡くして祖父母と暮らしているジヨンの住む家が、あまりにも粗末というか、完全にスラムで見るに忍びなかった。20年以上経って韓国も豊かになり、もう仁川にあんなスラムはなくなっているのではないかと思うが、どうなのだろう。ペドゥナ、『コッチ』や『光州5.18』で見たイヨウォンさん他、みんな若くてかわいいけど、映画としてはしんどかった。それにしても、みんな身長高い。

そういえば、韓国映画に猫が出てきたのを見たの、もしかして初めてかも?
yuka

yukaの感想・評価

3.7
あぁ〜ペ・ドゥナかわいい〜😭😭😭

田舎から都会に出たらあぁなるのわかる〜😭

双子ちゃんの家でかくない?彼女らだけよくわからんだ。

自分は人との関わり方がわからなさすぎてずっと1人でいることが多すぎて今ちゃんと友達って言える人がほぼいないからこういう友達友達してるの見ると眩しいなと思う。親友っていいよなぁ。私も傍に友達いてほしい。うぇ〜いって言うだけの浅い友達なら腐るほどいる。ちゃんとした友達の作り方全然わからない。

全部なくして底なときに友達が横にいてくれるだけで救われるなにかがある。

高校まではある程度同じように見えるのに卒業したら如実にその人らしさとか家庭の影響が出るよね。子育てって本当に高校までなんだなと思う。そこからどんな道を子供が選んでも自分で考えて行動できるようにするのが親の役目な気がする。何も言わないでもなく言いすぎるでもなく。難しいんだろうな…。ちゃんと子供のことを考えようとすると本当に親って大変だな…。

それぞれ傷つきながらでも繋がりは大切に成長してほしいな…と祈るように観終わった。
たまにふと懐かしくなることもあるけれど、疎遠になると当然お互い環境も変わっていて、その頃のままとはいかないのが現実かな。ちょっと寂しいけど。
なんとなくそんなことを思いながら。
hamoko

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4.0
高校時代の仲良し5人組。
卒業後別々の進路を歩みながらも、連絡を取り合ってたまに会ったりしている仲を続けていたが、それぞれの経済状況や考え方の違いが徐々にずれてきて、関係性に少しずつ亀裂が入って行く。

高校時代の延長線にある女の友情をこれでもかってくらい等身大で描かれていてキツいし、心当たりがありすぎてドキッとするくらい抉られた。
一定数以上の所謂「仲良しグループ」というコミュニティに属していた人にはとても思うところがある映画ではないかと思う。
そしてこの中の誰かしらに当て嵌まるんじゃなかろうか。
ジヨンに肩入れしすぎて必要以上にヘジュに対してイラッと来てしまった。それくらい「わかる〜いるよね〜」というリアリティ。

主に3人にフォーカスが当たるので双子ちゃんの悩みや生活が宙ぶらりんのままなのがちょっと惜しい。
警察ザルすぎて最悪だったな
C

Cの感想・評価

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サニー永遠の仲間たちやはちどりの元祖を思わせる青春映画。
お話はいいんだけど要所要所で出てくる猫の扱い方が酷すぎて現代なら炎上しそう
m

mの感想・評価

4.2
シビアで透明でどこにも嘘がない。
ジヨンに共感するけど私はこんなに自分を貫けない。
しばらく会ってない友達に連絡したくなる。
sa

saの感想・評価

3.5
2000年初頭のこの空気感、高校の友達との関係性、ペドゥナの実家のリビングの掛け軸、全くの違和感のなさに東アジアは文化を共有してることを改めて実感。

ポスターのめちゃくちゃお洒落な部屋に期待してたけど、本編には出てこず。ジヨンの部屋の緑のテーブルランプは良かった。
mmm

mmmの感想・評価

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仲良かった子達が変わっていくの、超分かる なんだか合わなくなってきて、悲しくて、でも仕方ないことなのかなと思う。 ヘリウムガスのシーンが可愛くて大好き ずっと意味ないことで楽しめる人生がいいな
西東京

西東京の感想・評価

4.5
ゼロ年代の空気が濃厚すぎて、ビックリするぐらいダサいラストの演出も時代のせいにして許されてる。これだけ2001年を刻印して、無言の主張により格差の広がる韓国資本主義からの脱却を試みたのは未来への祈りとしか思えない。子猫を預けられたのは我々。時代はますます悪くなってます。すみません。
イ・ヨウォンがプレゼントの手書き包装紙を破いていたり、ペ・ドゥナが出されたおばさん手作りの肉まんをちょっと嫌がりながらもちゃんと食べたり、人物描写が細かい。台詞ではなく演出で全て語ってる。
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