怒れるジジイ

座頭市の怒れるジジイのレビュー・感想・評価

座頭市(2003年製作の映画)
3.5
美と挑戦

前知識無し。勝新太郎の座頭市も見てません。

音楽と時代劇とお笑いの融合。何かを伝えたいんじゃない。色々なことに挑戦してみたかったのかな?そんな印象を受けた。

おぉー!て思ったのは皮膚に刀傷が入る描写。刀にこだわって作ったんだなってのがよくわかる。肉がスパッと切れていく様や血しぶき。普通ならうわーなんだけどこの作品は非常に美しかった。

北野監督は暴力と美のバランスが良い。殺陣は荒々しいのを残すつつもスタイリッシュで綺麗。そして人を2割り増しでかっこよく撮ってくれるから好き。