言わずと知れた、
北野 武監督の代表作。
あの有名な『座頭市』が、
見事に北野テイストに仕上がっている。
時代劇特有の緊張感だけでなく、
至る所に遊び心が盛り込まれている。
畑を耕す鍬の音や、
家屋を建てる金槌の音など、
生活の音をリズムに取り込んでいるのが、
非常にユニークでいま観ても面白い。
そこで懸命に暮らしている人々の、
生命の鼓動にも聴こえてくる。
全員で踊るタップダンスは、
まさに祭りのようで圧巻の一言。
映画館で観てパンフレットも買って、
何度もDVDで観ている、
大好きな作品の一つ。