いしやま

1900年のいしやまのレビュー・感想・評価

1900年(1976年製作の映画)
4.1
今まで観た一番長い映画のはず。退屈する内容ではないし5時間16分と覚悟すれば大丈夫。
デニーロとドパルデュー演じる身分違いの幼馴染の生涯に乗せて、ファシズムが台頭〜衰退する20世紀前半のイタリアの姿を映し出す。
ファシズムのおぞましさは生々しく描かれ、胸糞悪いしホラーに近い感じすらある。その分重厚な感じもありながら、最初は慣れないくらいのブラックユーモア感もあり、緩急のバランスがよくとれている。
主演ふたりはもちろん、これでもかという悪役のドナルド・サザーランドがすごい。