massie

1900年のmassieのレビュー・感想・評価

1900年(1976年製作の映画)
3.7
20世紀前半の政情揺れるイタリアの地における、地主の息子・アルフレードと小作人の息子・オルモの友情を描いた超大作。
当時のイタリアはファシズムが台頭し、共産主義的思想を持つ小作農たちは弾圧を受ける立場となる。そんな中、父の死後、地主となったアルフレードは自らの立つ瀬を決めきれない。決断の遅さは親友との別離を招き、夫婦関係も破綻。映像美と裏腹に陰惨すぎる5時間。
決して愉しい映画じゃないけれど、観て良かった、観ておくべきだったと思える映画。
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