オーウェン

ヘンリー五世のオーウェンのレビュー・感想・評価

ヘンリー五世(1989年製作の映画)
3.6
シェイクスピア役者といわれ、あのローレンス・オリヴィエの再来とも呼ばれたケネス・ブラナー。
舞台ではシェイクスピアの劇をこなし評価を上げ、映画デビューへと至る。

そしてこの作品がスクリーンにシェイクスピア作品を投影させることになる。
このヘンリー5世はその名の通りに、ヘンリー5世の生涯から百年戦争に身を投じる一場面を描く。

ブラナーは監督も兼ねており、その演出は舞台劇のようにそのまま映画に持ち込んだことだ。
セットもあるがよーく見れば、舞台特有のしゃべりなどが出ている。

そして壮絶なフランス軍との死闘に入る。古典的ながらも飽きさせずに見せる演出は捨てがたい。

実は同じ英国のジュディ・デンチやエマ・トンプソンなど、確かな役者が顔をが出している。
でも悲しいかな。この映画でブラナーはオスカーにも主演と監督のWノミネートで、すべて良いとこ取り(笑)
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