まつげ

真夜中の弥次さん喜多さんのまつげのネタバレレビュー・内容・結末

真夜中の弥次さん喜多さん(2005年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

お、おもろーーーー
でも内容意味不明すぎて、原作者のインタビュー読んだり漫画版について調べるだけじゃなく、東海道中膝栗毛まで調べてしまった。日本文学とか興味とか読まなあかんって気持ちはあっても読んでなかった自分が、これを機に読むかも…
内容については色々考えたけど、最終自分なりに納得した。でも次見た時はまた考察が変わってそう。
途中きたさんがゆきちゃんを好きなるシーン、私はあれはゆきちゃんを好きになったのではなく、幼い時の記憶からゆきちゃんに優しいあの女の人を重ねて、その安心感から離れたくなくて、お伊勢に行くには色んな困難もあるし、薬もやめれんし、過去のトラウマもあるし、やじさんの事好きでいるのも怖い。だからゆきちゃんへの安心感を"恋"と名付け、思い込もうとしたのかと思った。「好きで好きで…でもリアルがこええ」っ的なことをゆきちゃんに言うシーン、そして最後の「やじさんがおいらのリアル」から、あの好きで好きで、はやじさんの事を言ってるんじゃないかと思った。

薬物中毒者がみる幻覚の怖さが色々わかるから、薬物しないように啓蒙するのにめっちゃいいなと思った。

最初お伊勢に行くために江戸を飛び出す時の歌の後ろでタオルふりふりしてる生瀬さん、めっちゃ好き。


↑さっきレビュー書いたばっかやのに、洗い物してたら早速考察が変わった。
これはきたさんを中心に見ると色々納得する映画かもしれん。
リアル探しの旅だぜっつって飛び出すけど、色んな珍道中の中で過去のトラウマも思い出すし、そこから逃れるために薬に走りたいけど好きなやじさんにダメだって言われてるし…過去の安心をくれるゆきちゃんに出会って、そのリアルから逃げられる!って思ったけど、やっぱりやじさんが好きで…リアルが怖いって思ってたら、自分がやじさんを殺してしまった。でも最後にはやじさんを思って、キノコはやしながら待って、やじさんは死の世界からおならとともに復活…なのか…?でも最終幻覚キノコ食ってるし、結局生きてるのか死んでるのか謎なところもある…阿部サダヲさんが生の象徴だと捉えるなら生きてるかもやけど…しばらく考えてしまいそう
まつげ

まつげ