タクシードライバーのあこのレビュー・感想・評価

孤独だ孤独だといいつつ気になる女の子と食事したりお茶したりといったことにこぎつけることはできる。と思ったらデートが最悪だったりいうことがいちいち癇に障ったり説教臭かったりで、ずっと残念なのがよかった。
表面的なものの裏にある異常性が浮き沈みしながら主人公が人と関係を持っていくさまが怖い。
彼は一生タクシードライバーかもしれないし、英雄かもしれないし、最悪のテロリストかもしれない。主人公だけじゃなくすべての人に言えることだが、こういった肩書は死ぬまでぐらついたままであることを感じた。