たかきち

タクシードライバーのたかきちのネタバレレビュー・内容・結末

タクシードライバー(1976年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

満たされない承認欲求によって増大していく自意識という構図は分かりやすかったのだけれど、それに続くスポーツ襲撃→英雄という流れが良く分からないなぁ。と、思っていたら、そもそもの背景としてトラヴィスはベトナム戦争の帰還兵だったんですね。とすればトラヴィスの満たされなさみたいなものは、戦争から帰ってきたのに何者にもなれない自分というところにも原因があるのかな。
最後、ベッツィが何を言うか期待して待ってしまうところとかは、トラヴィスの変わらないモテなさの象徴かなと思って少し笑ってしまった。あと、ルームミラーをいじったのは演出もあるだろうけど、ベッツィに自分の顔が見えるようにするためなのかなとも思ったり。
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