このレビューはネタバレを含みます
アメリカン・ニューシネマ。
タクシードライバーの職に就き、孤独に淡々と過ごしていく。気に入った女性を見つけてデートに誘うもうまくいかず。
ベトナム戦争から帰還したら、街は売人、売春婦が跋扈している。
この泥沼から抜け出す為にどうすればいいか同僚に相談すると、『あまり考えるな、どうせ俺たちは負け犬だ。』納得のいかぬトラビス。
何か行動に移す。銃を購入し、体を鍛え始める。
鏡に向かって銃を向け、試射を繰り返し、標的を捜す。
ここで明確な標的がいないのが恐ろしい。
遂に事を動す。大統領暗殺を試みるも失敗。そのまま止まる事なく売春婦を救う為、取り巻く人々を次々射殺していく。まさに狂気に満ちていた。
ベトナム戦争のモヒカンが渋い。ロバートデニーロの名演技。