Tの800

タクシードライバーのTの800のレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.1
退屈な日常を変えたかったトラヴィス、そして彼のこれは「正義」だ、と信じてただ一人突き進んでいく姿に底知れぬ狂気を感じた。

トラヴィスが行った売春宿の襲撃と上院議員の暗殺未遂など、見方によって「善」と「悪」が入れ替わるのが興味深い。

スコセッシ監督の持ち味である厭なバイオレンスも良い。終盤の惨劇もどことないリアルさが絶妙。
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