~勝手にマーティン・スコセッシ特集~
ギャング・オブ・ニューヨークとの併映@早稲松竹
ベトナム戦争の帰還兵であるトラヴィスを通じて、帰還兵の孤独や宿る狂気を描いた作品。
もう、スコセッシの「沈黙」に合わせて松竹がぶち込んできた、まさかのTAXI DRIVER併映!あの気だるいサックスとJAZZのBGM、雨に濡れたマンハッタンとイエローキャブがシンクロする美しさ。これをスクリーンで鑑賞できたことが先ずは幸せ。あと、デニーロ演じるトラヴィスの作り笑い。ほんと、怖いって。
多分、10代の頃以来の鑑賞だから20年近くぶり?当時はVHSだし小さいTVでボソボソした音で観てた。けど、ガキながらトラヴィスのかっこ良さに憧れたしモヒカンもレイバンのサングラスもミリタリージャケットもすんごいフレッシュだった。こんな、スタイルあるのかと。
当時のカウンターカルチャー世代に強烈に支持されたようですが、一貫性な作品ではなく今後も新しいフォロワーを生みながら語り継がれる名作です。