KAZUさんの映画レビュー・感想・評価

KAZU

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PLAN6 CHANNEL9(2016年製作の映画)

1.0

『超私的音楽映画特集2024夏』

東京でイチバンイケてる街は?

答え 高円寺一択

NYもParisもロンドンもシドニーもバンコクもニューデリーもあちこち都市部行ってきたが、どこも高円寺には劣る。
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.0

〜超私的音楽映画特集2024夏④〜

主人公同様にスミスのポスター部屋に貼ってる人です🙌

カーストの最下層民である主人公のチャーリーが、友達を見つけ、世界を広げていく(エモすぎる)青春を描いた作品。
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反撥(1964年製作の映画)

3.6

狂気に至る過程が只々恐ろしい。この描き方は後々の名作、「ローズマリーの赤ちゃん」に受け継がれていく。
極端までにセリフを排した演出と効果音の使い方やモノクロームの効果もあり芸術性を高めている。絶望的に
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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

3.6

悪戯好きな子猫🐈‍⬛が街中(パリ)を走り回っているかのよう🇫🇷

田舎からパリへやってきた10歳の少女。
彼女の周りで巻き起こる、ドタバタコメディー。半世紀以上前のフランスの風景、人、色がとにかく絵に
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実演!バグ/ダイナソーJR(2012年製作の映画)

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『超私的音楽映画特集2024夏③』

ピースティーボーイズの「撮られっぱなし天国」と同じ、オーディエンスにハンディカメラを渡して撮影した映像を編集した作品。

世代的にリアタイでは出会えてないけど、自
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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『超私的音楽映画特集2024夏②』

ブルーレイを所有しているので、幾度なく鑑賞しているが、今回はスタンディング応援上映ということで、迷わず池袋グランシネマへ!

オープニングからみんなフルスタンディ
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白い暴動(2019年製作の映画)

3.5

『超私的音楽映画特集2024夏①』
今年こそは!の待ち遠しい、夏フェスに向けて、恒例の音楽映画(ロックな)特集していきます。 🎸🎺🎷🎻🎸🎹
..............................
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.5

シュールリアリズムの世界に没入した様な精神世界、夢なのか現実なのか分からない世界をエキセントリックに描いてますが、正直、内容が全く頭に入って来ず、「感じる」映画だと思います。アート系が好きな人は刺さる>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.5

2001年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品

観る側の常識や倫理観を破壊しにくる、鑑賞後の不快感は覚悟した方がいいだろう。
現実なのか虚構なのか、その境界線すら曖昧で、クローネンバーグ監督の「クラ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.4

軽々と前作超えてきた!
3時間弱の長尺映画があっという間に終わってしまう感覚は久々だ。

ハンス・ジマーの重低音鳴り響くサウンドトラック、前作以上の美術性の高さ、衣装の数々と称賛してもしきれない。今後
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告白(2010年製作の映画)

3.6

倫理観部ぶっ飛んでて、いくら子供を亡くしたと言っても、その犯行に一切共感できないが、かと言って少年法で守られた、気持ち悪いクソガキどもも同罪でキモい。

その気持ち悪さと相反するように挿入される音楽の
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オーディション(2000年製作の映画)

3.9

久々に強烈なの観た😱

画面越しに伝わる緊迫感。緊張と恐怖に満ちた2時間弱、個人的にJホラー屈指の大ヒットだった。「着信あり」を超える不気味さに、目を背けたくなるようなグロさも追加して...

少しづ
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飢餓海峡(1965年製作の映画)

3.7

三國蓮太郎、高倉健の二大巨頭の共演観たさで鑑賞。東京、京都、青森と点々と移り変わる舞台、時を経ながら犯人像に迫っていく構成など非常に見どころが多い。

少しづつ明るみになっていく、犯行と待ち受けるラス
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日本沈没(1973年製作の映画)

3.7

パンデミックや東日本震災以前に鑑賞してたらきっと、作品の受け取りかたも違ったんだろうな。

未曾有の災害により、日本が沈没していく、そして残された僅かな時間で海外へ脱出計画を計る政府、その名は「D計画
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市子(2023年製作の映画)

3.9

町山智浩さんが、昨年度の一番衝撃的な邦画との一言で鑑賞。

市子の境遇や生きてきた半世には同情してしまうが、何かモヤる。そうせざるを得ない生きかたに追いやられる家族も、もっとどうにかならんかったのかと
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

3.7

まるで、寺山修司の作品を観ているような理解を超えた唯一無二の世界観。ストーリーの考察などは野暮であり、ただただポカーンと指を咥えてスクリーンを眺めていた2時間強。一体何を観させられているのだろうかと思>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.0

金無し、コネ無し、勝ち目無し!
宮本が送る男の人生讃歌!

熱量がMAXに振り切ったまま突っ走る作品はマッドマックス以来?笑

愛する女のために身体を張り続ける宮本に真の漢の生き様を魅せつけられました
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ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場(1986年製作の映画)

-

新年の「西部戦線異常なし」を観た後だったので、だいぶコミカル。ジャケ写のイーストウッドの横顔から受ける硬派な印象とは大分外れる印象。なんなら、戦争物っていうより、熱血鬼監督による強豪校に成り上がる部活>>続きを読む

引き裂かれたカーテン(1966年製作の映画)

3.3

引き裂かれた「鉄のカーテン」

冷戦時代の東ドイツを舞台にした、サスペンス。難解な上にテンポも悪く、正直ダレる。引き裂かれたカーテンは東西ドイツ時代の「鉄のカーテン」を表してる。タイトルは秀逸。

マーニー(1964年製作の映画)

3.3

精神的欠陥を抱えた人間の心理的葛藤やトラウマを演出するのは抜群に上手いよなぁと。前回レビューした「白い物体のトラウマ」から今回は赤い物体ですか。そして、盗癖というダブルコンボ、大体、パートナーになりう>>続きを読む

白い恐怖(1945年製作の映画)

3.5

記憶を失った男が潜在意識の中に抱えるトラウマを描写しながら進んでいく、サイコサスペンス。突然現れた得体の知れない男に恋に落ちる美人精神科医っていう設定が妄想を掻き立てますが、いかんせん白い物体を見るた>>続きを読む

知りすぎていた男(1956年製作の映画)

3.6

録り溜めたヒッチコック作品を観まくる連休初日に鑑賞。

ケセラ〜セラ〜が脳内リプレイされるだけでなく、出てくる登場人物に誰一人疑いを持たさぜるを得ない演出がサスペンスゴッド、ヒッチコックの手腕か。
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

新年一発目でこれは堪えた

オリジナルは未見、各賞レースを席巻したネトフリ史上最高作の呼び声高い本作から本年はスタート。

最前線に任務にあたる状況下、救いようの無い凄惨な争いに仲間がまた一人と死んで
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用心棒(1961年製作の映画)

4.0

黒沢流の痛快娯楽活劇

小さな宿場を舞台にした縄張り争いに用心棒として雇われる浪人、桑畑三十郎を描いた作品。西部劇の要素やコミカルな演出も多く、昭和の大衆娯楽として人気を博したんだろうと想像する。
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

架空の都市「アステロイドシティ」に集う風変わりな人々を描いた劇中劇。

過去作に比べると世界観が飛びすぎてて、今なにを観させられているのか分からなくなる笑ウェスらしい、洒落たセリフや演出は随所に挟まれ
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ブリング・ミンヨー・バック!(2022年製作の映画)

-

民謡クルセイダースのミニライブ込みの上映会行ってきました!

多幸感が場内を包み込んだ、至福の90分。
これは踊らずにはいられない、まさかの映画館で盆踊り🏮👘!
日本のルーツミュージック「民謡」を世界
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.9

ヌーヴェル・ヴァーグを代表する作品の一つと言われる、フランスワ・トリュフォー監督の自伝的作品🇫🇷

愛情を受けずに育てられ、少しづつ非行の道を進んでいくアントワーヌ少年の姿を彼の視点から描いています。
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SAND LAND(2023年製作の映画)

3.6

鳥山明補正が入って、中々の高スコアですが、スパイダーバース🕷を観た後だったからか、スケールの小ささは否めない。
分かりやすい冒険活劇だし、鳥山明ワールド全開なので、つまらない訳ではないが、劇場映画らし
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ドラッグストア・カウボーイ(1989年製作の映画)

3.5

麻薬常習者を描いた作品は凄い好きで、トレインスポッティングはオールタイムベストだし、レクイエム・フォー・ドリームの衝撃は一生消えない。

今作は麻薬常習者のカップルが、ドラッグ欲しさに薬局を襲撃してい
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

4.0

当時劇場で鑑賞して、その斬新さに衝撃を受けた、思いれ深い作品。

古典シェイクスピアを現代版にアレンジした作品なのですが、そのスタイリッシュでスピード感溢れた展開に魅了された。基本、古典と同じ台詞を引
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.6

夏の夜に涼しくなりたく、観賞👻🥶

ホラー耐性の無い連れと観たもんだから、隣でうるさい、うるさい。てか、ホラーでもエンタメよりだから、和製ホラーとかに比べると(特に今作は)恐怖感は少ないんだけどなぁ。
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ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

3.6

俺の世代的に絶対観てるはずやって思い込んでた。実は初鑑賞💦

たぶん、楽曲が脳内に刷り込まれて、観た気がしていたんだなと...。感想、やはり幼少期に見るべき内容だったなぁ。このファンタジーの世界観は夢
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禁断の惑星(1956年製作の映画)

3.6

空想科学的、古典SFの名作。

当時としては、かなり画期的な世界観だったのではないでしょうか?日本ではウルトラマン🇯🇵に代表するように、子供に向けたような作品が多かった中、やはり🇺🇸。科学的なプロット
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.7

1950年代制作の古典SFのリメイク🛸

スピルバーグとトム・クルーズがタッグを組み、00年代初頭に話題となった作品。
スコアは酷いですが、火星人が蹂躙しまくる世界の光景はそれはそれで面白い(破滅願望
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.7

誰もが知る、世界的ファッションブランド「GUCCI」にまつわる、栄子衰退から現代に至る繁栄までを描く。

まるで、山崎豊子作品の様な重厚なドラマを観てるよう。血みどろの血縁関係、よく家族間でここまで憎
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

もう、言葉にならない...

NYのグラフィティーカルチャーと、ブルックリンを舞台にしたスパイダーマンが見事にマッチしてる。個人的に、アニメーション史上いちばんイケてる。


マルチバースを背景に多彩
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