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影武者のKAZUのレビュー・感想・評価

影武者(1980年製作の映画)
3.8
カンヌ国際映画祭、パルムドール授賞作品。後期黒澤明監督の代表作の一つであり、後の「乱」へと続く大長編。

影武者として生きる男の悲愁に満ちた儚さ。壮麗なクライマックスへ向かっていくにつれ画面から伝わる狂気は「地獄の黙示録」の様に撮影自体が戦・戦場であったことが窺える。まさに命がけだったのだろう。

戦国時代を背景としたスペクタクルな合戦は個人的に「乱」以上だった。
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