やっぱり、かっこいい。
そして心に染みる。
なおかつ痺れる。
トラヴィス(ロバート・デ・ニーロ)の日記での言い分。鬱屈、鬱屈、鬱屈。
銃を構えたときの片目を瞑った表情。
モヒカン、モッズコート。
タクシーのフロントガラスに映るネオンの粒。
ジョディ・フォスターの笑顔。
シビル・シェパードの瞳。
ハーヴェイ・カイテルの胡散臭さ。
バーナード・ハーマンの、表裏一体な孤独と狂気を見事に響かせている劇中音楽。
全てがツボ。
作品全体に広がるかっこよさに引き込まれて、観ると孤独が癒され元気になる。
トラヴィスはずっと、映画の中のヒーローだ。