1900年代初頭、メキシコ革命当時、白人の青年ビルは偶然を装い、革命軍に協力する盗賊に加わるが…。
面白い。盗賊の活躍を描きつつ、盗賊のリーダー・チュンチョがどんな人間か、メキシコの人が当時どんな状況だったかが分かってくる。
凶暴ながらどこか憎めないチュンチョとビルの間に友情が生まれるが、ビルには何か狙いがある。
その狙いは予想が付くが、その後の展開がすごく意外。最終的なチュンチョの行動(友人として、メキシコ人としての行動)がこの作品のキモだと思う。胸に突き刺さるような展開だった。
映像は、主に、シネスコを生かした横長の場面と、奥行きを使った場面でできていて、いつも見てる邦画とは全然違うが、かなりうまいと思う。